パーティングライン
パーティングライン
パーティングライン(Parting line)とは、製品や部品が複数の金型の組み合わせ部で成形される際に生じる仕切り線のことを指します。
金型は通常、複数のパーツで構成され、それぞれのパーツが組み合わさって製品を形成します。パーティングラインは、この金型の組み合わせ部の接触面から生じる線状の痕跡や線路のことをいいます。
金型の組み合わせ部には隙間や微細なすき間が存在し、そこから溶融したプラスチックやゴムなどの材料が流れ込んで成形されます。この際、材料が接触面を通過するためにパーティングラインが形成されます。パーティングラインは通常、製品の外観上で目立たない位置にありますが、一部の製品では目立つ場所に形成されることもあります。
このため、パーティングラインが製品の外観上の仕上がりに影響を与えることがあります。目立つ位置にパーティングラインがある場合、それを目立たなくするために追加の仕上げ処理や手直しが必要になる場合があります。また、パーティングラインの位置や形状は、製品の機能や組み立てにも影響を与えることがあります。適切なパーティングラインの設計と金型の製造は、製品の品質や外観に重要な役割を果たします。
金型の設計や成形プロセスの最適化によって、パーティングラインの位置や形状を最小限に抑えることができます。また、製品設計や材料選択などもパーティングラインに影響します。
Oリングでは内径側と外径側に出ることが一般的です。
Oリング製品情報 Product
Oリングを選定する際は使用する環境によって材質を、使用するミゾの寸法によってサイズを選定し、
材質とサイズ両方をお選びいただいたものが製品名になります。