圧縮永久ひずみ

 

縮永久ひずみ

圧縮永久ひずみとは、ゴムやエラストマーなどの材料を一定の圧縮率で圧縮した後に、その変形が元に戻らない状態のことや、その比率を表します。

通常、ゴムやエラストマーなどは、力を加えて変形させたとしても、圧力を除去した後は元の形状に戻る特性を持っています。しかし、長時間にわたって圧縮荷重を受け、変形させた状態を保つと、変形量が一部、元には戻らなくなります。これが圧縮永久ひずみです。

物体が一定の力や圧力を受けて変形すると、その分子構造や結晶格子が変化し、その結果、物体の形状や体積が変わります。一度変形が起こると、一部の分子や結晶が元の位置に戻らず、微小な間隙や変形が残ります。これにより、物体は元の状態に戻ることなく、永久的な変形が生じることがあります。

圧縮永久ひずみが大きいほど材料は圧縮されやすく、元の形に戻りにくい傾向にあります。

圧縮永久ひずみは、CS(Compression Set)と表現される場合もあります。圧縮荷重時は同時に熱をかけるため、圧縮永久歪率が小さければ小さいほど、熱に対する耐性が高いことを示します。
低温下で物体が外部からの力や圧力を受けて変形した後に、その変形が元に戻らずに残る「低温圧縮永久ひずみ」と混同しないよう、注意が必要です。

圧縮永久ひずみは、材料の特性や物体の使用状況によって異なる程度で発生することがあり、工学や材料科学の分野で考慮される重要な要素です。例えば、金属やプラスチックなどの材料が圧縮永久ひずみを持つ場合、それが設計や製造プロセスに与える影響を評価する必要があります。

なお、森清化工ではJIS K6262;2013に基づき試験を行っています。

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